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2009年10月04日 09:30
ちょっと時期的には早い感じがしますが、今週末はN響と第九の演奏会でした。渋谷のオーチャードホールの20周年記念公演で、合唱は二期会、ソリストも日本を代表する面々と、最高の環境を揃えてもらいました。思えば、オーチャードホールとは何かと縁があって、僕がブザンソン指揮者コンクールに優勝したのが、このホールの誕生した1989年。そしてコンクール後、新日本フィルとのデビュー演奏会が、翌年1990年の1月、このホールだったのです。またバーンスタインが最後に日本で指揮をしたのが、その年の6月で、やはりこのホールでした。数年後、僕は新日本フィルの指揮者になるのですが、定期公演はもちろん、年末の第九もかなりの回数をこのオーチャードホールを舞台に指揮しました。そんな意味で、個人的には僕自身の指揮生活20周年記念みたいな気分でした。しかし、N響ってやっぱりうまいオーケストラですね~。振れば鳴る!日本を代表するオケですから、当然なのでしょうけど、本気で音楽している感というのでしょうか、大きな手応えある演奏体験でした。たまたまなのでしょうけれど、今回のN響メンバーは僕の母校である京都市立堀川音楽高校の同窓会のようだったのです!コンサートマスター、ビオラ、チェロ、コントラバス、そしてフルートの各首席奏者が皆さん先輩後輩の間柄だったのですから、なかなか大したものでしょう!話は変わって、オーチャードに来て時間がある時は、必ず足を運ぶ喫茶店「セピア色の庭」があります。今回もマスターの煎れてくれた美味しいコーヒーを飲みながら、長かったような、あっという間だったような20年間の様々な音を思い出していました。
さて、今回の放送は「ブラームスの交響曲第1番」を題材に、オーケストラの主要メンバーがどんな事を考えて演奏しているかを直接聞ける貴重な回になったのではないでしょうか?オケマンって芸術家であると同時に、根っからの職人だと思いませんか?編集するのも大変だろうなと心配になるぐらい、内容一杯の収録でした。今回の「題名」は、こうして「ブラ1」をちょっとマニアックな角度からスタジオ収録でまず知ってもらい、そして来週、実際のオーケストラの演奏を、今度は舞台から名曲百選という形で同じ曲を取り上げます!さあ新しいページをめくりましょ~う!
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指揮者によってあんなにも曲のイメージが変わるなんて本当に驚きです。
今年4月に兵庫PACの定演で聴いた佐渡さんのブラームス1番が甦ります。手持ちのバーンスタイン指揮のウィーンフィルの演奏CDと比べてみると、冒頭のティンパニーの箇所は、意外にもバーンスタインの方が速かったです。
番組のお話を聞いて、また改めて佐渡さんの「生ブラームス1番」を聴いてみたくなりました♪
毎回、本当に新しいページをめくっています。クラッシックまるでわからないんです。でも、楽しいから素晴らしい番組だと思います。
第九の演奏会行きました!!
ホールに向かう途中、開演30前にポロシャツ姿で歩いている佐渡さんとご両親(?)の後ろを歩いてました。大興奮です!!!!その夜は眠れませんでした。
クラッシック音楽は全くわからない私と小3の息子ですが、2人して佐渡さんの大ファンで、今年佐渡さんが東京でした演奏会は全部行きました。本当に佐渡さんの演奏会は素晴らしいです。夏たくさん演奏会に行った分、第九が終わってしまい、さみしいです。
だから、番組の観覧応募しました。あたりますように(祈)
今回の放送で、ティンパニの叩き方にもいろいろあるということが分かって、とてもおもしろかったです。あと、内容に直接関係はありませんが、バーンスタインの指揮をみていると、佐渡さんや大植さんの指揮と同じように動き回っていたのでやっぱりバーンスタインに教わったのだなあと思いました。
新しい発見だらけの放送でした。今までぼんやりオーケストラの曲を聴いていましたが(すみません!)これからはオーケストラ団員の人間関係?に注目してみたいと思いました。それにしても、バイオリンの大谷さんは可愛らしい方ですね。
ブラ1はよく聞いていたはずなのに、曲名を知りませんでした!手が小さい私にとってブラームスのピアノ曲は鬼のようでこわーい存在。今まで、できることならば触れたくない作曲家でした。。。でも、この曲は大好きです。今日のお話を聞いたらもっと聞きたくなりました。来週がとても楽しみです。(早速母に電話しなきゃ!)
それから大谷さんのお茶目なこと!時々クイズのコーナーなどでお話されますが、いつもすごく気さくで、コンマスという大役を果たす方の器の大きさを感じました。
あと、先週の予告では、「お話だけかぁ。。演奏が聴けなければつまらないかも。。」と思っていたのですが、1951年ものの演奏まで見られて、それから、聞き比べもできて、すごく良かったです。
前回の「運命」に続き、クラシック・ファンを唸らせる内容に拍手!これからも「題名」ならではの切り口で、新しいページをめくって下さい!!
演奏家の方たちの とっても気さくな雰囲気や意外な本音(?!)トークに釘付けでした! 後ろから全ての楽器、オケ全体の呼吸を感じることができる・・・しびれました。クラシック音楽をとても親しみやすくいろいろな視点から紹介してくれるこの番組。日曜朝がとっても楽しみです♪
なんだか「大人の音楽の授業」みたいで面白かったです♪一つの音楽を様々な角度で見ていくと、音の立体感を強く感じます。シリーズ化が楽しみです。
私はこの曲は冒頭のティンパニにすごくこだわりがあってこのティンパニで曲が決まるとずーっと思って聴いてきました。今日のように取り上げてくださって大ファンの近藤さんも出てきてくださってお話が聞けてとっても興味深く観ました。この企画これからもぜひ続けてくださいね♪
ブラームスに殊更な思い入れはありませんが、かつて来日した晩年のバーンスタインが振った第一番の交響曲はいまだに忘れられない圧倒的な体験です。本当に完璧な交響曲ですが、要となるヴァイオリン、オーボエ、そして何よりティンパニに焦点をあてて論じられた今回の内容には蒙を開かされた思いです。
やはり、オーケストラは素晴らしい。