2009年04月19日 09:30
「題名のない音楽会」は今年で番組誕生45周年を迎えます。本当に皆様のご支援のお陰です、ありがとうございます。もちろん今年は45周年特別プログラムを用意させてもらい、すでに収録が始まっています。記念すべき最初の回は、今年で結成40年になる、山下洋輔トリオの皆さんです!いやぁ、凄い収録でした。まあ詳しいことは、放送時のブログに書くことにしますね。
さあ、今週からまたまた1ヶ月ヨーロッパです。今回はずっとドイツでの滞在になります。フライブルグにある南西ドイツ放送交響楽団、そしてフランクフルト歌劇場のオーケストラと演奏会をしてきます。お天気もいいし、日も長くなり毎日が光り輝いています!
 
さて、今回は浅田真央ちゃんの音楽と言ってもよい、ハチャトリアン作曲のワルツ「仮面舞踏会」です。これは音楽を語る上でとても大事なことですが、拍子というのは2拍子系か3拍子系に大きく分かれます。2拍子の代表格はなんといっても行進曲、そして3拍子はというと「ワルツ」なわけです。優雅なワルツで、運動会の駆けっこをしたり、皆で足並みをそろえて行進をすることは難しいですよね。逆に勇ましい行進曲で、大きく広がったドレスを着て踊ることも想像できないですね。僕の指揮を見た方から「まるで踊っているみたい」と言われることがよくあります。でも、残念ながら僕は踊りのステップを全く知りません。今回の収録で、青島さんは随分と踊りの練習をされたとか!青島さんの才能と、常に新しいことに挑戦される姿勢には、本当に頭が下がります。僕もいつかウィンナーワルツを覚えて、ウィーンの舞踏会で踊ってみたいものだと真剣に考えています!これも大きな「新しいページ」をめくることですね。

 

視聴者からのコメント
2009年04月25日 23:46
のぶ

私にとって『仮面舞踏会』は、吹奏楽コンクールで初めて地区の代表として北海道大会に出た、絶対に忘れることのできない曲です。
あのワルツの、暗くて重い、陰のある音楽を表現するのがとても難しかったけれど、やればやるほどその魅力にとりつかれ、子どもたちがみんな曲の虜になったことを思い出します。
だから、真央ちゃんが踊ってくれたのでとてもうれしかった。
いつか佐渡さんに振ってほしいと思っていた曲だったので、もう最高! 転調するところなんか、ぞくぞくしました!
こうして、演奏会では取り上げないたくさんの曲も聴ける(見られる)ので、「題名」には本当に感謝感謝です。
これを見ていたら、もう少しうまく振れたかも・・・なーんてね。

佐渡さんの「ワルツは『欲望の音楽』」という言葉、なるほどなあと、いろいろなワルツを思い出しながら聞いていました。もともとワルツが好きだったけれど、今回のお話で歴史などもわかり、さらにワルツが好きになりました。
ワルツだけでなく「3拍子」は心臓の動きと違うからなのかな、何かとても魅力を感じます。今度はぜひマズルカなんかも取り上げてほしいです。

2009年04月24日 19:43
キューバ序曲♪

遅くなりましたが‥‥佐渡さん、東京でのオペラ公演ありがとうございます。
息子たちとの留守番役を調整するのに手間取ったのですが‥‥やっと“カルメン”のチケットを手にすることができました。“前のめりで拍手”…体験できるのをとても楽しみにしています♪
番組とは関係のないコメントでごめんなさい。

2009年04月22日 22:01
ユーフォニウム

仮面舞踏会、吹奏楽でやったことあります。
懐かしいです。

2009年04月22日 12:38
Kei

久しぶりに直子さんを拝見でき嬉しさいっぱいでした!
なんだか美しくなられたような気がして以前よりも輝いて見えました。
もう司会のお二人はすっかり名コンビですね♪
お二人とも応援しています。
これからも頑張ってください!

2009年04月22日 08:49
ぼたん

45年にもなるんですか?おめでとうございます。
私の頭の中には、いまだに山本直純先生の「オーケストラがーやってきたー」の歌がよく鳴ります。すごくシンプルなメロディーなのに、すごく素敵なものがやってくるようなワクワクする気分になります。
今回のテレビ画面には、直子ちゃんが戻ってこられ、この日記にはいの一番のげさんのコメントや、とくゆみさんの楽しいコメントが復活していて、うれしかるかるです。
ワルツでも踊りたい気分です。

2009年04月21日 11:32
まり

佐渡さん、ダンスのステップを御存知ない?意外でした!!
その身長ならすご~くかっこいいだろうなぁ~♪
コメントのとおり、私も佐渡さんが踊って指揮しているように見えました!

2009年04月19日 17:39
しまちゃん.

 仮面舞踏会よりワルツが頭から離れず、真央ちゃんの素晴らしい演技を見て、感慨深かったです。佐渡さんの指揮にオーラが出ていたような感じです。

2009年04月19日 16:12
サドラー2号

浅田真央選手の演技でこの曲を知り、誰の作品だろうと思ってました。ハチャトリアンだったんですね。ハチャトリアンというともっと東欧的というかアルメニアの民族音楽の影響を色濃く出している作曲家だと思ってましたが、ワルツはやはりウィーン的、西洋的な香りがするんですね。この曲を聴くと私はきらびやかなシャンデリアの光に照らされて男女がくるくると回る情景が脳裏に浮かびます。その中でひときわ目立つのは・・・あれ!?佐渡さん!?くれぐれも、パートナーのドレスの裾を踏まないよう、ご用心!

2009年04月19日 15:25
とくゆみ

本当に今流行りの音楽と言っても過言ではない曲になりましたよね。

ワルツの中にもその時代の思惑によって色々な種類があるんですね。
ワルツをもっと聞いてみたいと思います。
そして私も踊りもやってみたいな~!

いえ、密着したいとかそういう意味ではなく…(^_^;)

2009年04月19日 13:34
うさこ

『仮面舞踏会』のワルツはバイオリンとピアノの演奏で聴いたことがありました。真央ちゃんがこの曲を使う前だったので、オーケストラになるとこうなるのかと感動しました。
今日、説明も聞いて「重いけどなまめかしい部分」が感じられました。

2009年04月19日 11:50
たかちゃん

佐渡さんが、真央ちゃんがおとなの女になったことを表現する意図で選んだ旨の発言に思わずどっきり。考えすぎ?

2009年04月19日 11:05
杏ひー♪

昨日 真央ちゃんの素晴らしい演技を見た後だけに 余計感慨深く聞かせていただきました
純粋にスケーターズワルツですべる姿も見てみたいなぁなんて 想いを馳せて^^

2009年04月19日 09:46
きょんた

『仮面舞踏会』全曲を聴きながら、真央ちゃんがトリプルアクセルをくるくるっと跳んでいる場面が、佐渡さんの背中にオーバーラップしてしまいました。
重い曲調ですが、何だか切なくて涙が出そうになります。

2009年04月19日 09:41
emiemi

ワルツの起源を楽しく学べました。これからは、密着度を判定しながら曲を聴いてみます(^^)v

2009年04月19日 09:30
げ@一介のリスナー

男と女が密着し、果てしなく旋回しながらめくるめく昂っていくリズム。三拍子。

メヌエット、レントラーの時代から円舞曲へ時代は移り、情熱の露出度はいやますばかり。

東欧と中央アジアの混交した、暗い情熱と哀愁を満々と湛えたハチャトリアンのワルツを聴くにつけ思われるのは、21世紀の現代により相応しい三拍子の、大人の男女のための、新しい音楽。

あると思います。