2008年11月02日 09:30
今週は番組の放送はお休み。僕も公演と公演の合間で、久しぶりにヨーロッパで少しゆっくりして、秋のパリを堪能しています。「ゴールデンオクトーバー」、黄金色に輝く10月は、パリが最も美しい時期でしょう。先週の日曜日に夏時間から冬時間に変わり、夕方の4時頃から夕日が眩しく街を照らします。僕のアパルトマンは、カルチェラタン地区のど真ん中にあって、ノートルダム寺院にも、ルーブル美術館やオルセー美術館にも、セーヌ川沿いを通って歩いて行くことが出来ます。僕にとっては毎日見る景色ですが、見るたびに世界一美しい街だと感動します。
そうそう、皆さん知っていますか?ルーブルには入り口にガラスのピラミッドがあります。映画「ダヴィンチ・コード」でも出てきたので有名になりましたね。そこから西に200メートルほど離れたあたりでしょうか、古い小さな凱旋門があります。そこからチュイルリー公園が続き、そしてエジプトのオベリスクが立つコンコルド広場へと続きます。フランス革命の時、マリーアントワネットが処刑された場所ですね。更に西に行くと、シャンゼリゼ通りに続くわけですが、その西端にいわゆる有名な凱旋門があるのです。更に更に西に数キロ、もうパリ市の外に出てしまうのですが、デファンスという街に超近代建築の新凱旋門も在るのです。つまり、旧凱旋門、いわゆる凱旋門、新凱旋門と3つの凱旋門があるわけです。
で、ここからがとっておきの凄い話なのですが、この3つの凱旋門は一本の直線で繋がっています。そしてなんと、その線はルーブルのピラミッドの先端に繋がっているのです!更に凄いのが、どうもナポレオンの命日には、地平線に沈む夕日がこの線上を通り、全てを一直線に結ぶらしいのです。夕日が全ての凱旋門をくぐり、コンコルドのオベリスクを通り、ルーブルのピラミッド先端を照らす。その光を僕は確かめたわけではないですが、「ダヴィンチ・コード」以上に、まだまだ何か秘密が隠されているような気がしますね。美しい街パリ。でもこの話は、パリはただ美しいだけでなく、その時代時代で人がこの街を創り続けてきた歴史の証のように思います。 |
10年以上前ですが、新婚旅行でパリに行きました。ルーブル美術館のあまりにも広すぎて、目が回ってしまうほどだったことを懐かしく思い出します。街全体が文化芸術にあふれていますよね。
ナポレオンの命日にパリの夕日が見たくなりました。その一直線を確かめてみたいです。ホントですかぁ~すごいことですね。。。。
朝「題名」のない日はちょっと気が抜けてしまいます。が、佐渡さんのパリ便り、うれしいです。パリには二回、合計七日程滞在しましたが、本当に魅力ある街。有名な場所にはほとんど歩いてゆけて、どこからも丘の上の白くそびえるサクレクールが見えて、美術館がいくつもあり、オペラ座があり、想い出いっぱいの街です。佐渡さんがよく指揮されるシャンゼリゼ劇場も見に行きました(外側だけ)。二度とも春だったので、秋のパリにも憧れます。焼き栗食べてみたいなあ。
以前の話題になってしまいますが、ベルリンでのご成功おめでとうございます。おととし行ったフィルハーモニーホールの光景を思い出しつつアンコールに応える佐渡さんを想像し、ウルッと来ました。ベルリンフィルで指揮されるときが早く来ますように。ウィーンフィルにも(本日予定していたウィーンフィルメンバーの室内楽コンサートに体調不良で行けず、悲しい中でブログになぐさめられました)。
題名はお休みかぁ・・残念と思いきや、日記は更新!ありがとうございます!
パリでのんびり(いや、本当はかなり厳しいスケジュールとお聞きしてますが)イラストのようにお過ごしになっていらっしゃるといいなぁと思っております。次回公演、頑張ってください!
先月初頭に24時間ほどパリに「オン・ザ・タウン」状態で滞在しましたが、シャンゼリゼ通りにて驟雨に見舞われ、寒かったですねえ。
ともあれ、おっしゃる通り歴史と同時に現代の活気にあふれた魅力の尽きない美しい大都会です。来年も行きたいなあ。
遍路から帰ってきました。
私、実は渡航経験がありませんで・・パリの葉は良い色(何色だろう)になってますか?
ピラミッドと言えば、エジプトのそれはオリオン座の星の配置になっているとか、春分・秋分に特定の星と並ぶとか聞いたことがあります。
記事から察するにも、パリは毎日が”文化の日”ですね。遠征は疲労もあるかと思いますが、溜め込まずに日本に戻ってきて下さい(^-^)/~~