ミテシル日記

特別コンサート後編〜音楽の原点は出会い「ナイステゥーミーテゥー♪」

2014年07月27日

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みなさん、はじめまして!
今週から番組レポートを担当します、ペンシルです。現場取材を通して、見て、知って、感じたことを、みなさんと共有していきたいと思っています。どうぞよろしくお願いします。

 

今日の放送では、出光音楽賞の受賞者の方々が、音楽家を目指すことになった子ども時代の原点を披露してくださいました。自身の原点として世界的音楽教育法のスズキ・メソードをあげた矢部達哉さん、宮田大さん。そして、放送はされませんでしたが、もともとピアノを専攻していた中学時代に、伝説の名歌手マリア・カラスのものまねをしたことがきっかけで声楽の道へ進んだという、浜田理恵さんのユニークなエピソードも興味深かったです。

 

佐渡さんは、この番組をご自身の原点の一つに上げていましたね。番組のテーマ曲『キャンディード序曲』の演奏前には、「番組では、これまでにたくさんの音楽の種をまき、たくさんの音楽ファンが育ったことだと思います。さらにこの先も、たくさんの音楽の喜びを届けられるように、種まきを続けていきたいと思います」と、決意表明のように語っていましたが、数十年前、番組が裕少年に音楽家を目指すきっかけとなる一粒の種をまいたように、今は番組の送り手となった佐渡さんが、次世代に向けて出会いの種をまく人になったとは、半世紀も続く番組だからこそのドラマですね〜。

 

ミテシル日記そんな佐渡さんを囲んで、コンサート前日には50周年ということで、特別に取材会が催されました。記者との受け答えの中に、番組をめぐる印象的な言葉がありましたので、紹介します。

 

まず、「番組を引き受けてから変わったことは?」という質問に——

 

佐渡 「この番組を始めるまで、僕の音楽人生は、音程を直す、テンポを修正する、バランスを整える、自分のやりたい音楽とオーケストラを探して世界中を回るというものでした。この番組を始めてから、初めて音楽を聴く人たちに音楽の魅力を伝える、音楽好きの方に新しい音楽観を届ける、そうした使命感が増えたように思います」

 

と、答えていました。

 

また、「今、初代司会者の黛敏郎さんと話ができるとしたら、どんな言葉を交わしたいですか?」との質問には、「そうだな〜」と微笑みながら一瞬の間を置いた後で——

 

佐渡 「黛さんには数回番組に呼んでもらいましたが、あまり会話らしい会話はしたことがありません。当時、黛さんは偉い方で、僕はペーペーの音楽家でしたから。この番組を引き受けて6年。今なら違う立場でお話しできるかもしれませんね。毎週、新たな切り口で番組を作るというのは、もの凄く大変なことでスタッフには本当に感謝しています。黛先生が亡くなられて随分立ちますが、今もこうしてみんなで一生懸命番組を作っていますよと報告したいですね」

 

と、答えていたのが印象的でした。どちらの答えも、番組の司会に就任したことで佐渡さんの内面にどんな変化があったのかが分かって、ペンシルはとても興味深かったのですが、みなさんはどう感じたでしょうか?

 

* * *

 

さあ、10週連続でお届けしてきた「題名のない音楽会50周年記念企画」も今日でおしまいです。次回からは、『夏休み特別企画』を放送。はたしてどんな出会いが待っているのか、ワクワクします。舞台裏への潜入もできるということで楽しみ〜! 興奮しすぎて暴走しないよう自分を戒めつつ、面白い話の“種”を拾ってこられるよう頑張りますので、みなさん応援よろしくお願いします!

 

それでは、スィーユーネクストタイム!

 

 

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