2015年01月18日

グッモーニン、エブリワン! 番組レポーターのペンシルです。
今日のゲストは元宝塚歌劇団・花組トップ娘役の純名里沙さんでした。昨年100周年を迎えた宝塚歌劇団の記念コンサートでは、我らが佐渡裕さんが指揮。劇団関係者以外の男性ではめずらしく、銀橋を歩いてオーケストラピットに入ったのだそうですよ。銀橋は、宝塚独自の舞台装置とでも言うのでしょうか。オーケストラピットと客席の間にある緩やかな弧を描いた通路状のエプロンステージで、劇団員でも限られた人しか立てない特別な場所。オケピに降りる階段が思いのほか狭く、「落ちるんじゃないかとドキドキした」と佐渡さんはおっしゃっていましたが、颯爽と歩く姿はきっとカッコよかったでしょうね! そんな光景を目に浮かべながら、今日のイラストではペンシル軍団?が羽根を背負わせていただきました(笑)。
さて、放送では佐渡さんが、「運命的なこと大好き!」とか「100年前の裏話」とか「さまざまなドラマがつながって今回の番組を作っているような気がする」と、わくわくとした表情でおっしゃっていましたが、これには秘話があるのです。今回の収録が行われたのは昨年の9月18日のこと。実は、88年前のこの日が、今回紹介したブルックナーの交響曲第4番を日本初演した宝塚交響楽団の、記念すべき第1回定期演奏会が開かれた日だったのです! さらに、その時の指揮者、ヨーゼフ・ラスカの研究者としてご登場くださった音楽学者の根岸一美先生は、今回が佐渡さんと初対面だそうですが、なんと佐渡さんがウィーン留学中にお世話になった下宿先のおばさん(←佐渡さん談)が、根岸先生の著書の翻訳をなさっていて、この度、佐渡さんがブルックナーを初めて演奏するとの知らせを聞いて、そのおばさんが紹介してくださったのだとか。そのおかげで、佐渡さんは宝塚交響楽団とブルックナーの関係を知ることになったというのですから、なるほど、興奮するのも納得です! 本当に不思議な巡り合わせと出会いによって、今回の番組が実現していたのですね。
先週から2週にわたり兵庫県での公開収録が放送されましたが、いかがでしたか? 昨日で阪神淡路大震災から20年が経ちました。みなさんの胸にはどんな思いが去来したでしょうか。佐渡さんが常日頃「音楽は心のビタミン」とおっしゃっているように、音楽と触れ合うことで少しでもみなさんの心に平穏が訪れるようペンシルも願っています。
それではまた次回お会いしましょう。
スィーユー!
(ペ)
視聴者からのコメント
2015年01月24日 01:18
吹奏楽ファン
宝塚の音楽の素晴らしさ、のルーツもクラシックにあったのですね。関東大震災ってもう実際に体験した方は・・・。偶然の出来事で色んな歴史が作られるのですね。さすがにニュウイヤーコンサートはぼつぼつ終わり。いつかこの番組でも・・・・と思っていたけど録画してあるのでいろいろ再生してたら30分の良さ・・・みたいなのが少し分かる気がしました。毎週ある楽しさとでもいえるのか?内容が濃いのにくどくないのがいいですね。