ミテシル日記

ドラマチックな出会いで、吹奏楽の可能性を再発見!

2014年10月05日

141005

 

グッモーニン、エブリボディ♪ 番組レポーターのペンシルです。

 

今朝の放送では、オランダ人作曲家のヨハン・デ・メイさんが書いたチェロと吹奏楽のための協奏曲という、珍しい組み合わせの楽曲が紹介されました。聴く前には、どんなハーモニーになるのかあまり想像できなかったのですが、実際に初めて聴いたチェロと吹奏楽の組み合わせはアメージング! ペンシルは興奮してしまいました! みなさんはいかがでしたか?

 

今回のプログラムの魅力は、珍しい作品の紹介もさることながら、デ・メイさん本人による解説が聞けたことにあったのではないでしょうか。演奏家のみなさんにとっても貴重な機会とみえ、デ・メイさんと盛んにコミュニケーションを取る姿が見受けられました。

 

そんな中から、ピアノの弦をこする効果音について、面白い話が聞けたので紹介します。

 

放送でお分かりになったかどうか、デ・メイさんは「コインで」とおっしゃっているのですが、今回の演奏で実際に使用されたのはギター用のピック。ピアニストの方に確認したところ、楽譜にはどちらでもなく、「with nail(爪で)」と書かれているそうですが、ピアノの弦に直接触れると錆びてしまう恐れがあることから、爪に一番近いものとしてピックを選んだとおっしゃっていました。デ・メイさんによると、コインを使うともっと大きな音が出るそうで、今回ピックが使われたことは、「バランス的にいい選択」だと評価されていました。

 

また、リハーサルでは、低い音程から高い音程へ、グリッサンドのように引っ掻いていたのですが、デ・メイさんは、1本の弦を手前から奥にこするようピアニストに指示。「これが、作曲家が生きている利点だね」と言ってウィンクウィンク…したかどうかは未確認ですが(笑)、まるでそんな雰囲気で、直接、演奏の方法を指導していました。

 

あの柔らかな笑顔からもお分かりの通り、デ・メイさんの人柄はとても温か。そんなデ・メイさんが最後に、前回放送の収録から引き続き観覧してくれた客席の1000人の中高生に向け、こんな言葉をかけていらっしゃいました。

 

「You are the future. ——あなたたちは未来です。」

 

会場に集まった生徒さんたちだけでなく、この番組をご覧の若い世代が、明日の吹奏楽界を創造してくれることを、ペンシルも願います。

 

ということで、今回はここまで。

 

それでは、また次回。スィーユー!

 

(ペ)

視聴者からのコメント

2014年10月09日 01:06

吹奏楽ファン

今回も新鮮な驚きをありがとう!あいにくの台風で各地に甚大な被害がでました・・・幸いなことに我が家の地域はめだった被害もなく過ごしております。会場にいらした生徒さん達もお元気で活動されているといいです。明日の主役はあなたたちなのですから。

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