2015年07月12日
グッモーニン エヴリボディ! 番組レポーターのペンシルです。
今日の放送は、伝統的な流派を超え、そして国境をも超え新しい和楽器の魅力を発信しているAUN J クラシック・オーケストラのみなさんの演奏をお届けしました。
さまざまな和楽器が交わることで生まれる、これまでにない新しい響き。中でもラヴェルのボレロは原曲を知っているだけに、ペンシルはより強く和楽器の特徴を感じることができました。佐渡裕さんいわく、ラヴェルのボレロは「ひとつもムダな音がない。完璧な姿を持った作品」。それを編曲するのは「なかなかチャレンジング」なことと言います。実際に、AUN J クラシック・オーケストラの編曲を手掛けた尺八の石垣秀基さんも、「和楽器は西洋のクラシック音楽を演奏するのに決して適しているとは言えませんし、8人でオーケストラの音をどう表現していくかは難しいところ」とおっしゃっていたのですが、ボレロの選曲に関しては「メロディーが明確で、それが繰り返し登場する。次にどの楽器が出てくるのかという原曲のワクワク感を、単に再現するのではなく8人で再構築して表現したい」と意気込みを語っていらっしゃいました。
演奏後には佐渡さんが、「時計の針を刻むようなリズムが、尺八が入った瞬間にパッと消えた。そこがこのアレンジの素晴らしいところ!」と絶賛。まさに違う枠組みの音楽と楽器とが融合した瞬間のようで、ペンシルはすっかり心をつかまれました。
さて、今回は壇蜜さんがトークゲストとしてご登場くださいました。日本舞踊の師範の免許をお持ちとは驚きましたが、日本語の響きも美しくまた感性も豊かで、物事を正面からまっすぐ、そしてしっとりと見つめる眼差しが、佐渡さんのニコニコ顔とともに印象的に残りました(笑)。
というわけで、今回はここまで。
また次回。スィーユー!
(ペ)