ミテシル日記

これぞ命の讃歌! 大人にも子どもに響く谷川俊太郎版・動物の謝肉祭

2015年01月25日

150125

 

グッモーニン、エブリワン! 番組レポーターのペンシルです。

 

今日は、日本を代表する詩人、谷川俊太郎さんの朗読詩による『動物の謝肉祭』がオンエアとなりました。会話調の詩とサン=サーンスの音楽とがマッチして、まるで一つのお芝居を見ているようでしたね。

 

『動物の謝肉祭』と同じように、登場するキャラクターを音楽で描写している作品にプロコフィエフの『ピーターと狼』がありますが、この『ピーターと狼』に決まったナレーションがあるのに対して、『動物の謝肉祭』には定型の詩がありません。もともと、サン=サーンスの友人が開くプライベートなパーティー向けに書かれ、編成も小さく、パロディー的な作品に位置づけられるとのことですが、今回、谷川さんに詩の依頼をされたピアニストの児玉麻里さん、桃さんがおっしゃっていたように、大人にも子どもにも通じる、平易でありながら哲学的な響きを持つ谷川さんの言葉によって、まったく味わいの違う深い作品に変身を遂げていました。

 

「ライオンはただいるだけでライオンです」

 

御意!(笑)

 

このフレーズに「沈黙は金」という格言を思い出したペンシルは、一人静かに自省するのでした。。。

 

さて、次回は超難曲と言われるラフマニノフのピアノ協奏曲第3番にスポットを当てた名曲百選の第24弾が放送となります。ピアニストの及川浩治さんが大熱演を繰り広げますよ。お楽しみに♪

 

では、また次回。スィーユー!

 

(ペ)

視聴者からのコメント

2015年03月15日 00:31

ss ピアノ教師

動物の謝肉祭の谷川さんの詩の全曲を聞きたい。放送していただけませんか?
予定があれば、是非教示ください。

2015年01月31日 13:32

TKD

すばらしい企画でした。演奏者もみなすばらしい方ばかりで、とても楽しめました。詩の労働は、オリジナルへの蛇足ではないかと、最初は感じていましたが、原曲のオリジナルな着想とは異なる、別の面を発見することができたように思います。
ただ、残念なのは、カットされた放送であったことです。小鳥、化石、カッコウには、フルート、バイオリン2人のソロもあり、ぜひ聞いてみたいのですが、ノーカットの放送はお願いできないでしょうか。

2015年01月25日 20:42

ぼたん

朝からマエストロと谷川俊太郎さんのお顔を見て
気持ちが救われました。

子どもたちが谷川さんの詩を
まるで音楽のように語ってくれて、
また一流演奏家の方たちばかりの
演奏はどの曲もとても面白かったです。

HPAC出身の谷口さんのコントラバスソロが
終わった後のマエストロの笑顔がとてもステキでした。

2015年01月25日 11:30

題名ファン

すごい!もともとプライベートで演奏されたとの事ですが全曲すばらしい。今回朗読がはいったことでより次へのわくわく感が増幅されました。今後このスタイルが定番になったらいいなと思います。この番組のニューイヤーコンサート?もう永久保存版ですね。年代の違うお子さんの朗読もとてもよかったです。

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