ミテシル日記

潜伏期間ウン十年!? 勝浦と秩父からやってきた異色のギタリストに酔う

2014年11月30日

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「異色」。今日のゲストはこの言葉がぴったりのアラ還ギタリスト、濱田佑自さんタクシー・サウダージさんでした。58歳でメジャーデビューを果たしたブルースギタリストの濱田さん、60歳で初めてのアルバムを制作されたボサノヴァミュージシャンのサウダージさん。お二人の円熟した演奏はもちろん、しゃべり方、風貌、生い立ち、そのすべてに音楽のメジャーシーンとは明らかに違う魅力があふれていましたね。佐渡裕さん「新しいカクテルみたい」と表現されていましたが、朝から効きますね〜このカクテルは(笑)。

 

というわけで、改めましておはようございます。番組レポーターのペンシルです。今日は、いつもとまったく違う“風”が吹いたスタジオ収録のこぼれ話をお伝えします。

 

まずは濱口さん。みなさんお聞きの通りの勝浦弁と独自のスタンスを崩さず、いい意味でテレビ的ではない個性を存分に発揮してくださった濱口さんは、こぼれ話の宝庫(笑)。画面でご確認いただけたかどうか、1曲目で使ったギターのボディーに黄色いビニールテープが貼られていたのが分かりましたか? スタジオでは本間アナウンサーがこれに気づき、「何か音を出すために意味があるんですか?」と質問。その答えは……「ただの験担ぎ」でした(笑)。濱口さんは、いい演奏をしたいという思いからけっこう縁起を気にしてしまうとか。「気弱やの」と笑っていらっしゃいましたが、「西洋音楽をやるからには平均率に則りたい」と言って入念に調弦する姿からは、繊細さと同時に音楽に対する譲れない気持ちとが伝わってきました。でも、本人曰く「音楽のこと以外はどえらい無神経」だそう。「車に雑草生えとったこともある」と話し、佐渡さんをのけぞらせていました(笑)。

 

お次はタクシー・サウダージさん。今日の予告画像を掲載した番組の公式ツイッターに、MOKOさんが「なんでタクシーがスタジオに?」とコメントしてくださっていましたが、お分かりになりましたよね。20年間、タクシー運転手を本業にしていたサウダージさんが、ギターを続けてきた理由。それは…(あのお声を思い浮かべながら読んでください)…「音楽だけは飽きなかった。ただそれだけです」……ってカッコ良すぎるでしょ!(笑) 好きなことややりたいことを途中で投げ出したり、諦めたりすることが、いかに価値がないことかと言われたようで、ペンシルの心にずしんと響きました。みなさんにはどんな印象が残りましたか? 良ければ感想を聞かせてくださいね。

 

ということで、今回はここまで。また次回お会いしましょう。

スィーユー!

 

(ペ)

視聴者からのコメント

2014年12月08日 21:14

mobu

題名のない音楽会は昔からよく拝見していますが、まさかあの濱口さんがご出演されるとは、夢にも思いませんでした。「アラ暦ギタリスト登場」って、クラシックギターの演奏家が、オーケストラとロドリーゴでも弾くのかしらんとおもってみてたら、くりびつてんぎょうでした。こういう裏切りは楽しくて素敵です。このような企画も通ってしまうやわらか頭の番組であってほしいものです。ありがとうごさいました。

2014年12月02日 00:31

けぇ坊はん

私はこの番組大好きなのですが、家族が別のを見たがるので、
途中で見れないこともあり。。。
濱口さんめっちゃかっこ良かったです。
オジサン万歳!!
佐渡さんの実家は私の実家から歩いて5分くらいのところにあると
母が言っていました(私は花園小学校)
安井小学校の校歌が出てきた時はびっくりでした。
まさか佐渡さんがご近所さんとは・・・。
すごく親近感です。

2014年11月30日 20:58

なかちゃん

いつも録画して何回も観ています、今日の放映は家じゅうで画面にくぎ付け!濱口さんのギターテクニック、サウダージさんのボサノバの歌声、いつも二階から降りてこない娘も気が付いたらドアのそばで黙って聞いていました(いつもは口うるさいのに)我が家にもいつもと違う<風>が吹いたようでした!

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