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【第26回】
ビジネスにも役立つ!? 右京の7つの交渉フレーズ!!
天才的な洞察力や類まれな推理力など、様々な才能に秀でた右京ですが、実は優れた交渉術を持つネゴシエイターとしての能力も兼ね備えています。そこで今回は、右京がよく口にする7つのフレーズを例に、ビジネスシーンでの活用術をご提案していきたいと思います! ただし、右京だからこそ使いこなせる、右京ならではのフレーズもございます。人間関係に亀裂が入るようなことがなきよう、ご使用の際は自己責任でお願いいたします。
1. 「あと、ひとつだけよろしいでしょうか?」でグッと印象的に!
人差し指を立てながら口にする右京の常套句。会話が一旦終わったかと思わせておいて、一瞬の隙を突く手法。それまで口にしていなかった本音を相手から引き出したり、表情や態度の変化から真実を推しはかるのに役立ちます。ビジネスシーンでも同じことが言え、例えば取引先と交渉が成立しなかった際は、いったん自ら身を引いて話し合いの終わりを予期させておいてから、おもむろに人差し指を立て「あと、ひとつよろしいでしょうか?」と切り出します。そうすることで、相手に不意打ちを食らわせると同時に、こちらの熱意が伝えられるという一石二鳥の高度な技になります。また、社内の会議において、それまで一言も発していなかったとしても、一番最後に「あと、ひとつよろしいでしょうか?」と自分の意見を加えることで、発言がぐっと印象的になり会議の“有終の美”を飾ることもできます。使い方を工夫すれば、様々なシーンで活用できるでしょう。
2. 「細かいことが気になるのが、僕の悪い癖」で謙虚な姿勢を!
現場に残された手掛かりや、犯人の些細なミスなどを目ざとく見つける右京。重箱の隅をつつくようなその指摘に、犯人はもとより、それ以外の人でさえ迷惑顔を浮かべることもしばしばですが、実際は自分の非を認める謙虚な言葉だけにビジネスシーンでも活用が可能。仕事上の細かいミスの指摘は、相手が誰であれ気を遣うもの。言い方を誤れば、「小うるさいヤツ」「揚げ足ばかり取る嫌みなヤツ」なんてレッテルを貼られかねません。しかし、その指摘をあえて“自分の悪い癖”であると言ってあげることで、「修正しよう」という素直な気持ちに相手をスムーズに導くことができます。人の上に立ち、チェックや確認を主なお仕事にされている方にとっては、特に汎用性の高いフレーズと言えるでしょう。
3. 「はいぃ?」は簡単なようで上級者向き!
相手の言葉に疑問を感じたときや、同意しかねるときに右京が口にする「はいぃ?」というフレーズ。尻上がりのイントネーションがポイントで、この返しを受けた相手は、今自分が言った言葉に齟齬や不手際がなかったか、振り返らざるをえない気持ちになります。理不尽な要求がまかり通ることが多いのがビジネスの世界。正面切って反論するのは、はばかられるという方も少なくないでしょう。そこで役に立つのがこの言い回し。疑問形のようであって、実はやんわり否定もしているという便利なダブルミーニング。無理難題を突きつけられた際に、この魔法の一言が状況打開に一役買ってくれるかもしれません。ただし、使う相手を間違えるとかなりマズイ状況にもなるので注意しましょう。
4. 「おや!」“感嘆”表現だが使い方は“簡単”ではない!
驚いたときや感嘆を示すとき、右京が多用するフレーズで、状況によって「おや!」と一言の場合と、「おや、おや!」と重ねて使う場合があります。後者の場合は、感嘆に加えて、「いやはや」に近い呆れや落胆の気持ちが混ざっている印象。ただ、いずれにせよ“素直に口をついて出た感嘆の言葉”という言葉に変わりはなく、イメージそのものは悪くありません。ちゃんと聞いているよという相槌の意味もあります。例えば、会議で誰かが良い提案をしたときや、仕事の関係者と街でバッタリ遭遇したときなど、とっさの一言としてビジネスシーンでも使い勝手が良さそうです。ただ、目上の人に対しては適当な言葉とは言えないので、こちらも使う相手には少々注意が必要です。
5. 「1分だけ」と時間を短く限って相手を油断させる!
捜査一課の取り調べに割り込む際や、聞き込み相手が時間を気にしているときなどに、右京が口にするフレーズ。時間を短く限っているので相手に安心感を与えられます。ポイントは、こちらが制限時間に焦って、いきなり核心を突く質問をしないこと。右京も用いているテクニックですが、あえて関係なさそうな話題を振ることで、「この質問に答えていれば1分くらいすぐ過ぎる」と相手を油断させ、自らしゃべらせることが重要なのです。この交渉術は、ビジネスシーンでも効果的。こちらから聞きにくいことでも、相手から話し始めたことなら、大手を振って突っ込んだ話ができます。かなり高度なテクニックなので、使い手を選ぶフレーズではありますが、一流ビジネスマンを自負する方なら、一度挑戦してみてもいいのでは?
6. 「恐縮です」は自信の表れ!
犯人から推理や博識ぶりを褒められたときに右京が口にするフレーズ。本当に恐縮しているか否かはさておき、ビジネスシーンでも有効な一言であることは言うまでもありません。相手からお褒めの言葉をいただいたとき、サラリと口にすれば、控えめで謙虚な印象を相手に与えることができます。ただ、よくよく考えてみれば、褒められたことを事実として受け入れた上で(自分の優秀さを自身で認めた上で)、かしこまっているとも取れる言葉。言うなれば、アイドルが「かわいいですね」と言われて、「そんなことないですよ」や「またまた」ではなく「ありがとうございます!」と答えているようなもの。同様に「僕としたことが!」にも、「自分の力量なら本来はできたのに失敗した」というニュアンスがありますが、この「恐縮です」も、自分に相当自信がある人のみ使うことを許されたフレーズなのかもしれません。
7. 「よく言われます」で相手に付け入る隙を与えない!
立場など意に介さず容赦なく相手を追及し、怒らせることも少なくない右京。被疑者から「失礼だぞ!」「無礼なことを言うな!」と反撃を受けても、どこ吹く風とばかりにこう返す姿はよく見られます。一見、ますます火に油を注いでしまうように思えますが、実はすでに怒らせてしまっている相手に対しては有効な手段。最初から自分はそういう人間であると認めてしまうことで、相手を二の句が継げない状態に陥らせ、主導権を奪われずに話を進めることができるのです。思わぬ返しで相手をひるませ、反撃の芽を摘むのは、効果的な交渉術。右京の場合、そこまで計算に入れた上で慇懃無礼な言葉を選んでいるのかもしれません。
今夜9時放送の第18話「神隠しの山」では、強盗犯を追って山に入った右京がまさかの遭難!? 迷い込んだのは、“神隠しの山”と恐れられる秘境だった! 交渉術さえ使えない孤立無援の状況で、命を懸けた脱出劇が始まる! 今夜の放送を、ぜひお見逃しなく!
相棒シーズン14
第18話「神隠しの山」
ゲスト:升毅 山口果林
今夜9時!
<予告動画>
コメント
今度の相棒の相手はV6の長野博さんにして下さい。それともV6岡田さんにして下さい
右京さんの 後ろ姿(涙)
背中は無防備。だからこそ
お人柄やお気持ちが妄想できます。
ビジネス実践にいかしてます。
お見送りする際、心をこめることができます。どんなお相手方であろうと。
まっ、塩まくぞと思うケースもなきしにもあらず( ̄Д ̄)ノ
いつも、楽しく拝読させて、頂いております。
なるほど‼と
思うことしきりです(笑)(笑)
本当に、本当に、
「どうもありがとう」(笑)
いつも楽しい特集ありがとうございます。
右京さんのフレーズは家族の中でも「相棒」のわからない相手には使いません。
!???!・・・となるからです。
ちなみに使わない相手とは夫です。
ほとんど視ないうえに、たまに私の視聴に付き合っても何かやりながらとか、大事なところで別の事を話しかけてくる始末。
右京さんのフレーズなんて通じません。
息子は私に対して使いまくって笑わせてくれますけど。
1,6,7はビジネスの場でも使えるかな?と思いますが、私的には2~5は使い方が難しい・・・
危ない!右京さん!て、ところで次回に続く…。あー早く来週になれー!いやしかし、あんな崖から落ちたのに、右京さんが思ったより軽傷でよかった…
相棒ラボさま
またビーンだょ
またなんとも笑壷に入る題目。
ラボさんの自己責任に(笑)
上級者編の「はいぃ?」半端なく使ってます。しかも周りの人みんな(笑)
「おやおや…..」は、心の中で
。その時、目は見開いてます。驚愕。
素敵な特集いつも「どうもありがとう」
楽しそうですね。楽しい
楽しそうですね。
実際に使えそうなフレーズばっかりで面白い